国内女子ゴルフ総括、数字も際立った若手2人
稲見萌寧はパーセーブ90%超、古江彩佳も勝負強さ示す
2020~21年シーズンの国内女子ゴルフは、各部門の数字を見ても賞金女王を争った稲見萌寧と古江彩佳の強さが際立つとともに、若手の活躍が表れた。
稲見は平均ストローク、パーセーブ率、パーオン率などで軒並み1位。特に平均ストロークは残り1試合となった時点で70を切っていた。最終戦はコースの難しさもあって通算イーブンパーに終わり、最終的には70・0514。日本人選手初となる70を切ることはできなかったが、十分誇れる数字を残した。パーセーブ率もただ1人の90%台。安定感が数字にも表れていた。
古江も稲見に次ぐ数字を残し、平均パット数は稲見をしのいで1・7550でトップ。また、決勝ラウンドの平均ストロークは69・9392と70を切るなど勝負強さを示した。ドライビング・ディスタンスでは20年にメジャー2大会を制した原英莉花が257・255ヤードでトップとなった。
2年にわたるシーズンで獲得賞金は稲見、古江、小祝さくらが2億円を突破。14選手が1億円を超えた。