三越、百貨店110年で買い物袋のデザイン刷新
人間国宝の友禅作家・森口邦彦氏がリンゴをイメージ
三越伊勢丹ホールディングスは27日、三越の買い物袋のデザインを57年ぶりに変更すると発表した。4月から三越ののれんを掲げる全国の店舗で使用する。「越後屋」の流れをくむ呉服店から百貨店の「三越呉服店」へと変わった1904年から、今年で110年を迎えるのを機にイメージを一新する。
新しい袋「実り」は、人間国宝で友禅作家の森口邦彦氏が、たわわに実るリンゴをイメージしてデザインした。赤、青、紺色の3色がプリントされ長年親しまれてきた現在の模様から、赤と黒の幾何学模様になる。
三越伊勢丹ホールディングスでは昨年、伊勢丹の買い物袋のタータンチェック柄を55年ぶりに新調している。