放鳥トキを本州で確認、自然界生まれか


放鳥トキを本州で確認、自然界生まれか

新潟県新発田市で確認された放鳥トキ=27日午後、同市(環境省提供)

 環境省は27日、新潟県・佐渡島で野生復帰を目指し放鳥したトキのうち、1羽を同県新発田市で確認したと発表した。

 足環が付いていないことから、2012年に自然界で36年ぶりにふ化したひな8羽のうちの1羽である可能性が高いという。性別は分かっていない。

 同省によると、26日午前、同市の住民が田んぼで餌を取っているような姿を発見。同省の職員が現地に向かい、トキだと確認した。

 放鳥トキが本州で確認されたのは、1月7日に新潟市秋葉区に飛来して以来で、11羽目になる。