大相撲の元大関・把瑠都、両国国技館で断髪式
「日本とエストニアの懸け橋に」、母国で相撲指導も
大相撲の元大関で、昨年9月の秋場所前に引退した把瑠都(29)=本名カイド・ホーベルソン、エストニア出身=の断髪式が8日、東京・両国国技館で行われ、横綱白鵬ら約230人がまげにはさみを入れた。
把瑠都は198センチの恵まれた体格とパワーを生かしてスピード出世。2012年初場所での初優勝が一番の思い出だという。師匠だった尾上親方(元小結浜ノ嶋)に大いちょうを切り落とされると、「おなかの中にためていたが、最後は止まらなかった」と涙を流した。
今後は母国エストニアでの相撲指導も予定。「日本とエストニアの懸け橋として頑張りたい。第二の人生は横綱を」と抱負を述べた。