京急が運営する油壺マリンパーク、9月閉館へ


開業から53年、老朽化で幕、イルカショーが人気

京急が運営する油壺マリンパーク、9月閉館へ

9月末での閉館が決まった京急油壺マリンパーク=2018年2月、神奈川県三浦市(京急提供・時事)

 京浜急行電鉄が運営する「京急油壺マリンパーク」(神奈川県三浦市)が、9月末で半世紀余りの歴史に幕を下ろすことが分かった。開業は1968年。建物や設備の老朽化が進み、入場者数も減少傾向にあることから閉館を決めた。今後、跡地周辺に、不動産開発業者と共同で新たな複合施設を開発する。

 京急が13日までに発表した。京急設立70周年を記念してオープンした油壺マリンパークは、相模湾に生息する魚類など約400種類を飼育。イルカショーなどが人気を集めた。

 ピーク時は1年で約88万人が利用したが、近年は入場者数が30万人程度で推移。2019年度は約26万人まで減少していた。京急は周辺エリアの再開発を進め、25年度の開業を目指す。