知花くららさん、WFPの日本大使に任命
早速フィリピン支援を訴え
国連世界食糧計画(WFP)は13日、モデルの知花くららさん(31)を日本大使に任命した。知花さんは既にWFP「オフィシャル・サポーター」として6年間、途上国での就学支援と組み合わせた「学校給食プログラム」の広報活動を行い、アフリカなど現場入りも重ね実績は十分。活動の強化を図るため大使任命となった。
任命を受け東京都内の日本記者クラブで記者会見した知花さんは「学校給食支援を応援したくて(WFPの活動を)始めたが、これからは緊急支援の現場にも足を伸ばしたい」と抱負を語った。那覇市出身の知花さんは2006年のミス・ユニバース世界大会で2位となり、翌年からWFPの活動を続けている。
会見に同席したラスムソンWFP事務局次長は早速、フィリピンの台風被災地を挙げ「インフラのダメージが大きく、通常の輸送手段で食料が届けられない。資金が十分にない」と訴えた。知花さんも「報道が途絶えた後も復興はこれからが勝負。どうかWFPのホームページを見て支援してほしい」と呼び掛けた。(時事)