大相撲の元小結の豊真将、両国国技館で断髪式
美しい所作や誠実な土俵態度で人気、年寄立田川を襲名
昨年1月に引退し、年寄立田川を襲名した大相撲の元小結豊真将(34)本名山本洋介、山口県出身、錣山部屋の断髪式が30日、東京・両国国技館で行われた。
横綱鶴竜や貴乃花親方(元横綱)ら約300人がはさみを入れ、最後に師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の止めばさみで大いちょうが切り離されると、立田川親方はこらえ切れずに涙を流した。
断髪式はどの席のお客さんにも顔が見えるようにと本人が向きを変えながら進行。美しい所作や誠実な土俵態度でも人気を集めた力士らしい心配りを見せた。
断髪式を終えた立田川親方は「弟弟子たちには、土俵には全てが埋まっており、所作や礼儀をやっていけばいろいろなものが得られると伝えていきたい」と話した。