各地で追悼、「あの日」の記憶を心に刻む


阪神淡路大震災21年、静かな祈り、東北と交流も

各地で追悼、「あの日」の記憶を心に刻む

竹灯籠に火をともす人たち=17日午前、神戸市中央区の東遊園地

各地で追悼、「あの日」の記憶を心に刻む

阪神大震災発生から21年。東遊園地では犠牲者を追悼し並べられた竹燈籠で「1.17」の数字が浮かび上がった=17日午前、神戸市中央区

 死者6434人、負傷者4万3792人(兵庫県発表)を出した1995年1月の阪神大震災は17日、発生から21年を迎えた。県内ではさまざまな追悼行事が開催され、犠牲者の冥福を祈るとともに、「あの日」の記憶や教訓を心に刻んだ。

 神戸市中央区の東遊園地では、NPO法人などが「阪神淡路大震災1・17のつどい」を開催。地震発生時刻の午前5時46分には、火がともされた竹灯籠を前に遺族らが静かに手を合わせた。追悼式典では、母親を亡くした同市の山本広美さん(42)が遺族を代表し、「悲しみや寂しさは震災当時と変わらない。大好きな母がこの世で生きていたことを伝えていきたい」と言葉を述べた。

 県なども、同区の「人と防災未来センター」慰霊モニュメント前で追悼式典を実施し、正午に参加者全員が黙とう。井戸敏三知事が「『1・17は忘れない』。この言葉を改めて心に刻み、安全安心で元気なふるさとの創造に全力で取り組んでいくことを誓う」とあいさつした後、参加者が次々と献花台に花を供えた。

 式典会場周辺では、3月で発生から5年を迎える東日本大震災で被害が大きかった岩手、宮城、福島3県などがブースを設置し、被災地の復興の歩みを写真やパネルで紹介。神戸の高校生や大学生らも東北でのボランティア活動の様子を披露したり、支援のイベントを行ったりした。