ヤクルト、14年ぶりにセ・リーグ優勝


苦難の今季を象徴、雄平が劇的延長サヨナラV打

ヤクルト、14年ぶりにセ・リーグ優勝

14年ぶりのセ・リーグ優勝を決め、胴上げされるヤクルトの真中監督=2日、神宮

ヤクルト、14年ぶりにセ・リーグ優勝

延長11回、サヨナラの適時打を放つ雄平=2日、神宮

 ヤクルトナインの思いを乗せた鋭い打球が一塁手のグラブの横を抜けていった。延長十一回2死一、三塁で、雄平が右翼線へサヨナラ打。14年ぶり7度目の優勝が決まり、7度宙に舞った真中監督は「選手にはよくやった、と言いたい。素晴らしい試合ができた」。目を潤ませた。

 混戦のセ・リーグを最後に抜け出した。そんな今季を象徴する試合展開だった。一回に畠山の適時打で1点を先制。先発の小川も制球に苦しみながらも必死にしのぎ、最少リードを保って救援陣にバトンを託した。

 だが、八回にバーネットが関本に適時打を浴びて追い付かれると、ここからは我慢比べに。バーネットは回をまたいで九回までを抑え、十回からはロマンが2回を無失点。

 シーズンを引っ張った自慢の強力打線も打点王争いトップの畠山が1打点を加え、首位打者を狙う川端は2安打と額面通りの働き。川端は「まだ実感は湧かない。でも、みんなの顔を見ていたら、優勝っていいものだということは分かった」と満面の笑みを浮かべた。

 真中監督は「まだまだクライマックスシリーズ、日本シリーズがある。今まで通り、1試合ずつ戦っていく」。優勝の味をかみしめながらも、次なる目標に目を向けた。