中学生が「模擬」決定会合、金融政策めぐり議論
東京・日本橋の日銀本店で、中学1~3年生29人が参加
日銀は28日、東京・日本橋の本店で中学生による模擬金融政策決定会合を行った。夏休み子ども見学会の一環で、中学1~3年までの生徒29人が参加。架空のニュースを材料に景気の先行きを予想し、金融政策をめぐり議論した。
模擬会合は今回が3回目。黒田東彦総裁が初めて参加し、特別議長を務めた。中学生は5班に分かれ、金融政策を議論する政策委員として、政策を検討。景気の評価と実施すべき金融政策について意見を交わした。
黒田総裁は模擬会合後「ニュースの背景を深く分析していた」とたたえた。中学2年の男子(13)は「テーマは難しかったが、実際はもっと難しいはず。将来は政府の仕事がしたい」と話していた。