なでしこ連覇ならず準優勝、米の序盤猛攻に屈す


大量失点に涙、佐々木監督「あすからスタート」

なでしこ連覇ならず準優勝、米の序盤猛攻に屈す

米国に敗れ、準優勝のなでしこジャパン=5日、カナダ・バンクーバー(時事)

なでしこ連覇ならず準優勝、米の序盤猛攻に屈す

前半、米国のロイド(左端)に2点目のゴールを決められるGK海堀(中央)。右端は熊谷=5日、カナダ・バンクーバー(AFP=時事)

なでしこ連覇ならず準優勝、米の序盤猛攻に屈す

米国戦の後半、ゴール前に飛び込む澤(中央)=5日、カナダ・バンクーバー(時事)

 息詰まる接戦を乗り越えてたどり着いた決勝の舞台。心待ちにしていた宿敵との一戦は、予想していなかった屈辱的な結果に終わった。連覇を狙ったなでしこジャパンが米国に2-5の大敗。前半33分、澤と交代してベンチに戻った岩清水が泣き崩れた。

 米国のワンプレーごとに会場が歓声に包まれる。5万人を超える観客のほとんどは米国ファン。完全敵地の雰囲気の中、いきなり先制点を許した。前半3分、相手のCKは意表を突く地をはうようなキック。他の選手への対応に追われた隙にロイドにダイレクトで押し込まれた。

 今大会初めて許した先制点。立て直す間もなく2分後に再びロイドに得点を許す。同14分には岩清水のクリアミスを拾われて3点目。さらに、前に出ていたGK海堀がロイドのロングシュートに対応できず、一気に突き放された。

 前半27分には大儀見がシュートを決めて1点を返す。5試合連続無失点を誇っていた米国の堅守を崩した。後半7分にも相手のオウンゴールで2点目。だが、直後に失点して追い上げムードもしぼんでしまった。

 2大会連続の決勝進出は大きな成果。ただ、最後の大敗で残った悔しさは忘れられないはずだ。佐々木監督は「これで日本のサッカーが終わったわけではない。選手たちは次の五輪に向け、あすからスタートの気持ちでやってほしい」。苦い経験を糧にして前進すると誓った。(バンクーバー時事)