初の試み、夏の朝型勤務「ゆう活」がスタート


勤務時間を1~2時間前倒し、国家公務員22万人が対象

初の試み、夏の朝型勤務「ゆう活」がスタート

7月1日に始まった夏の朝型勤務「ゆう活」を実施する国家公務員ら=1日午前、東京・永田町の内閣人事局

 国家公務員を対象に実施する夏の朝型勤務「ゆう活」が1日、スタートした。全国で約22万人の職員が8月末までの2カ月間、勤務時間を1~2時間前倒しする。今夏が初めての試みで、長時間労働を抑制し、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現を目指す。

 安倍晋三首相は1日朝、首相官邸で記者団の取材に応じ、「この『ゆう活』を日本の長時間労働の慣行を変えるきっかけにしたい。私も有効に活用したい」と語った。

 同日、東京・霞が関の中央官庁では多くの職員が早朝に出勤。通常よりも約2時間早い午前7時半に出勤したという内閣官房内閣人事局の土屋絢子係長は「少し眠い」と目をこすりつつ、「これまでの働き方を見直す良い機会。夕方以降の時間で英語の勉強をするつもり」と話した。