甘い香りを漂わせる藤の花にライトアップ


北九州市八幡西区にある吉祥寺で

甘い香りを漂わせる藤の花にライトアップ

 北九州市八幡西区にある吉祥寺の藤の花が4月下旬から見頃を迎えている。境内に広がる約1000平方メートルの大藤棚は、市の保存樹に指定されている樹齢約160年の紫藤をはじめ、十数本の木で埋めつくされ、長く垂れた花が揺れ甘い香りを漂わせている。

 吉祥寺は浄土宗の高僧鎮西上人生誕の地。難産の末に亡くなった母を弔うために鎮西上人が建立したのが始まりと伝えられており、安産を祈願する人が後を絶たない。

 藤棚は夜間にはライトアップされ、訪れたカップルらは藤の花の香りと優しい色に包まれていた。