「東京五輪、50年後も素晴らしさを記憶に」
ロンドン五輪組織委CEO、東京五輪・パラリンピック組織委を訪問
2012年ロンドン五輪で組織委員会最高経営責任者(CEO)を務めたポール・ダイトン英財務省商務長官が17日、東京都内で20年東京五輪・パラリンピック組織委員会を表敬訪問した。森喜朗会長との会談後、組織委職員に講演し「東京が持つイノベーション(革新)精神が世界中に発信され、素晴らしい大会になる」と述べた。
ダイトン氏は組織委で主に人事、財政面で手腕を発揮した。開催まで約5年半の段階を振り返り、「最高の人材を集めることに多くの時間を費やした。会場運営を意識し、交通や警備の担当者との関係を築くことに務めた」と語った。
さらにダイトン氏は、1964年東京五輪が最初の五輪体験だったとし、「50年がたっても素晴らしさを覚えている。人々が50年後に何を記憶に残しているか。そういうビジョンで大会を運営するのが組織委の大事な役割だ」と説いた。