青い地球をロシアから


HISが「成層圏の旅」販売へ、350万円程度

青い地球をロシアから

ロシアのジェット機、ミグ29で成層圏から見た地球(時事)

青い地球をロシアから

ロシア空軍アクロバット飛行チームのミグ29=2011年8月14日、モスクワ郊外(AFP=時事)

 旅行大手HISは、ロシアでジェット機に乗って宇宙の入り口の成層圏から地球を眺める旅行の販売を開始する。旧ソ連の宇宙飛行士ガガーリンが人類で最初に「青い」とため息を漏らした美しさを自分の目で体験できる企画で、話題を集めそうだ。

 旅行は2015年6~9月に行う。参加資格は18歳以上の健康な男女で、代金は成層圏体験45分間にロシア観光が付いて1人350万円程度。23日にも発表し、近日中に申し込みを受け付ける。

 世界的なソプラノ歌手サラ・ブライトマンさんは15年9月にロシアからの宇宙の旅を予定しているが、宇宙船ソユーズによる国際宇宙ステーション(ISS)への往復で、旅費は5000万ドル(約60億円)以上とされる。HISの「成層圏の旅」は決して安くないが、これと比較すれば手頃と言える。

 旅行では、ロシア中部ニジニノブゴロドで航空機製造会社が保有する「観光用」のミグ29に搭乗。国際線旅客機の航路(高度約10キロ)のはるか上、同18キロの成層圏まで上昇し、青く浮かび上がる地球の輪郭を見る。

 ミグ29はソ連時代に開発された戦闘機で、ロシア空軍のアクロバット飛行チームも採用する名機。関係者は「乗客でなく『第2パイロット』として本物のミグに乗れる。航空ファンにもおすすめ」と話している。(モスクワ時事)