「日本とNATOの協力強化で貢献したい」
初派遣の女性自衛官の栗田千寿さんが記者会見
自衛官として初めて北大西洋条約機構(NATO)に派遣された栗田千寿2等陸佐が16日、ブリュッセルのNATO本部で日本人記者団と会見し「日本とNATOの協力関係の強化や(担当する)女性問題などの分野で貢献したい」と抱負を語った。
同席したスクールマンNATO事務総長特別代表(女性・平和・安全保障担当)は「日本は主要な戦略パートナーだ」と指摘。栗田2佐を迎えることで日本の経験を取り入れることができ「互いのメリットになる」と期待感を示した。女性自衛官の栗田2佐は12月からスクールマン特別代表の補佐官として女性政策などの対応に当たっている。
京都市出身の栗田2佐はNATO勤務の印象について「アジア系の人があまりいないので、珍獣になった感覚」と笑顔を見せた。(ブリュッセル時事)