20回目の追悼の光「神戸ルミナリエ」が開幕
阪神大震災の犠牲者の鎮魂と復興への希望を象徴
1995年に発生した阪神大震災の犠牲者の鎮魂と復興への希望を象徴する光のイベント「神戸ルミナリエ」が4日、神戸市で開幕した。「神戸 夢と光」をテーマに、幻想的な暖かい光が12日間にわたり夜の街を包む。
震災の年から始まったルミナリエは今年で20回目。午後6時、約20万個の電球が一斉に辺りを照らすと、大勢の見物客から歓声と拍手が湧き起こった。会場の一部には、東日本大震災をはじめとしたさまざまな自然災害の被災地を支援するための「絆と交流のゾーン」も設けられている。
期間全体で約350万人の来場を予想。仕事を休んで夫婦で福島市から訪れた会社員二階堂幸一さん(62)は「素晴らしい。東北も今頑張っているが、20年たつとここまで復興できるのかと感動した」と顔をほころばせた。