きょう、69回目の「長崎原爆の日」


平和祈念式典に参列約50ヵ国を見込む

きょう、69回目の「長崎原爆の日」

長崎原爆忌を前に、爆心地近くで千羽鶴を飾る子供たち=8日午後、長崎市

 長崎は9日、69回目の原爆の日を迎える。爆心地に近い平和公園(長崎市松山町)で平和祈念式典が営まれ、被爆者や遺族、安倍晋三首相らが参列し、犠牲者の冥福を祈る。平和宣言は、集団的自衛権の行使を容認した閣議決定にも言及する。

 式典には、約50カ国の代表が参列し、過去最多となる見通し。核兵器保有国では、米仏露中とインドの代表が出席を表明した。

 式典では、原爆投下時刻の午前11時2分に黙とう。7月末までの1年間に死亡が確認された3355人の名前を記した原爆死没者名簿3冊を奉納する。原爆死没者数は16万5409人となった。