岐阜・多治見で39・3度
今夏最高、全国7割で真夏日
日本列島は25日、朝から晴れて気温が大幅に上昇し、今夏で最も厳しい暑さとなった。気象庁によると、岐阜県多治見市で同日午後2時すぎに39・3度を観測し、群馬県館林市で11日に観測した38・0度を抜いて全国で今夏最高となった。
愛知県豊田市では38・6度、名古屋市や岐阜市などでは38・2度を観測。東京都心の大手町では35・6度で今夏初の猛暑日となった。
気象庁は26日についても、北海道を除くほぼ全国に高温注意情報を発表した。週末も猛暑が続き、熱帯夜の所が増える見込み。同庁は高齢者や乳幼児、体調不良の人は熱中症の危険が特に高くなるとして、水分をこまめに取り、冷房を使うなどして防ぐよう呼び掛けている。
25日に35度以上の猛暑日となった所は187地点、30度以上の真夏日は683地点で、いずれも2日連続で今夏最多を更新した。真夏日地点は全国観測点の7割を超えた。主要都市の最高気温は、仙台32・8度、大阪37・1度、福岡34・6度だった。