ベロオリゾンテの屈辱、6分間にまさかの4失点


ブラジル歴史的大敗、ドイツが7ゴールで決勝へ

ベロオリゾンテの屈辱、6分間にまさかの4失点

大敗を喫し、ひざまずくブラジル選手(手前)。奥は主審と握手をかわすエジルらドイツ選手=8日、ベロオリゾンテ(AFP=時事)

ベロオリゾンテの屈辱、6分間にまさかの4失点

ブラジル戦の前半、ゴールを決めるドイツのクローゼ(左)=8日、ベロオリゾンテ(EPA=時事)

 もはや、サッカー王国の威厳はなかった。悲願の地元優勝を目指したブラジルが準決勝で、ドイツに1-7の大敗。夢はあっけなくついえた。

 エースのネイマールをけがで、守備の要の主将チアゴシウバを出場停止で欠いた一戦は、これまで抱えてきた問題が一気に噴出した。前半11分、CKからあっさり先制を許すと、その後は人数をかけてテンポ良くパスをつなぐ相手を止められない。同23分からの6分間に一挙4失点。事実上、勝負は決着した。

 「先制を許した後、組織が崩れてパニックになり、全てがうまくいかなくなった」とスコラリ監督。カギは中盤の攻防だった。準々決勝のコロンビア戦で敵エース、ロドリゲスを徹底マークした守備的MFのフェルナンジーニョは、この日はドイツのパスワークに右往左往を繰り返すばかり。元来は主力で、今大会不調のパウリーニョを後半から投入したが、さらに2点を失った。

 流れを変えられなかった要因は、大会前から懸念されていた経験の少なさもある。リーダー不在と言われていた上に、主将はピッチに立てなかった。スコラリ監督は「変化をつけるのは難しかった。ドイツは代表で100試合以上出場した選手が何人もいる。経験の差」と認めた。

 「決勝に行けず、ブラジル国民に申し訳ない」と指揮官。1950年、自国開催のW杯でウルグアイに逆転負けして優勝を逃した「マラカナンの悲劇」から64年。雪辱の機会は将来に持ち越され、ブラジル・サッカーの栄光の歴史に屈辱の1ページが加わった。(ベロオリゾンテ時事)