若田光一さん、「充実した時間を過ごした」


笑顔でカザフの草原に帰還、歓迎式典に

若田光一さん、「充実した時間を過ごした」

ソユーズ宇宙船でカザフスタン中部の草原地帯に着陸後、笑顔を見せる若田光一さん(中央)=日本時間14日午前11時半ごろ(NASAテレビより)

 日本人初の国際宇宙ステーション(ISS)船長を務め、約半年間の長期滞在から帰還した若田光一さん(50)が日本時間の14日午後、中央アジア・カザフスタン北部の空港に到着した。歓迎セレモニーに出席した若田さんは「非常に充実した時間を過ごした」と話し、同日夕、訓練拠点のある米ヒューストンに向け飛び立った。

 宇宙航空研究開発機構によると、若田さんの健康状態は良好で、半年ぶりの地球の重力にもすぐに慣れて歩けるなど元気な様子。「『和』の心を大切に仕事をしてきたが、各国の管制局、クルーが力を合わせることでISSの運用成果がもたらされると実感した日々だった」と振り返った。

 米スペースシャトルで帰還した前回に比べ、「ソユーズはダイナミックな動きで、シャトルのようなスムーズな着陸とは違うが楽しませてもらった」と余裕の感想も。「この6カ月間、宇宙で体験させてもらったこと、宇宙開発を世界の人たちと協力して行うことの素晴らしさを少しでも早く、多くの皆さんにお話ししたい」と意欲を見せた。

宇宙滞在188日、日本人初の船長の大役を終え

 日本人で初めて国際宇宙ステーション(ISS)船長を務めた若田光一さん(50)が日本時間の14日午前10時58分、ロシア宇宙船ソユーズで中央アジア・カザフスタン中部の草原地帯に着陸した。宇宙航空研究開発機構によると、若田さんの健康状態に問題はないという。若田さんの宇宙滞在は今回が約188日間、通算で約348日間に上り、いずれも日本人飛行士で最長。

 若田さんら3人の飛行士は14日午前4時25分、ISSにドッキング中の帰還用ソユーズに移動。同7時36分にISSから切り離された後、同10時すぎには大気圏突入に向けてエンジン噴射を行った。着陸から約30分後、船内から2番目に運び出された若田さんは出迎えたスタッフに笑顔を見せ、時折手ぶりを交えて話すなど元気そうな様子だった。