空自三沢基地に米国製大型無人偵察機が到着


「グローバルホーク」を導入、警戒監視体制を強化へ

空自三沢基地に米国製大型無人偵察機が到着

米国製大型無人偵察機「グローバルホーク」(空自提供)

 日本周辺の警戒監視体制を強化するため、航空自衛隊が導入する米国製大型無人偵察機「グローバルホーク」が12日、配備先の青森県三沢市の空自三沢基地に到着した。3機導入する計画で、納入されたのは初めて。

 空自によると、グローバルホークは全長約15メートル、翼幅約40メートル。最高時速約570キロで巡航でき、地上からの無線操縦で36時間の連続飛行が可能だ。搭載する高性能の赤外線センサーやレーダーで悪天候や夜間でも広域監視が可能といい、最高高度約2万メートルから収集した地上の画像や情報をリアルタイムで送信する。

 導入する3機は全て三沢基地に配備する計画で、2022年度に130人体制で発足させる偵察航空隊(仮称)が運用する。