災厄をはらう来訪神とその祭りを見詰める展覧会


「まれびとと祝祭 祈りの神秘、 芸術の力」、 日本橋高島屋で

災厄をはらう来訪神とその祭りを見詰める展覧会

ボゼ(鹿児島県十島村悪石島、2006、撮影:石川直樹)

 文芸評論家・安藤礼二氏の監修による展覧会「まれびとと祝祭 祈りの神秘、芸術の力」展が3月2日から日本橋高島屋本館4階、高島屋資料館TOKYOで開かれる。

 古(いにしえ)より人類は、幾度も疫病の脅威にさらされてきた。それに対し、祝祭(祭り)とその時間的・空間的中心に現れる「まれびと」(来訪神)を信仰することによりそれらを乗り越える経験を重ねてきた。長引くコロナ禍の中で災厄をはらって幸福をもたらす来訪神が注目を集めている。

 同展では、祝祭で使われる面や装束にも焦点を当て、日本古来から続く民族文化と精神性を写真や作品などを通して、来訪神とその祭りを見詰めるものとなっている。

 期間は8月21日まで。入館料は無料。開館時間は11時から19時まで。休館日・月曜日、火曜日。新型コロナ感染症拡大等により変更あり。最新情報は公式ホームページより要確認。