LIXIL、トイレ型「もなか」がSNSで話題


形は実物そっくり、地元・愛知県常滑市を盛り上げる一助に

LIXIL、トイレ型「もなか」がSNSで話題

インターネット交流サイト(SNS)で話題の「トイレの最中」(INAXライブミュージアム)

 住宅設備機器大手LIXILが販売する和菓子「トイレの最中」が話題を呼んでいる。洋式トイレをかたどった皮に、あんこを詰めて食べる「もなか」で、形は実物そっくり。トイレの「さいちゅう」とも読めることを生かしたネーミングも受け、インターネット交流サイト(SNS)で「食べるのに勇気がいる」と盛り上がりを見せている。

 もなかが販売されているのは、LIXIL前身の1社で衛生陶器の大手メーカーだったINAX創業の地、愛知県常滑市にあるINAXライブミュージアム。地元の老舗和菓子店「大蔵餅」と共同開発し、昨年6月からLIXIL榎戸工場のオンライン見学者に「土産」として送っていた。これが好評で一般向けに1個324円で販売を始めたところ、人気に火が付いた。

 昨年末まで連日昼には完売するほどの売れ行きで、SNSには「色と粘り具合が妙にリアル」などの投稿が相次いだ。年明け以降、コロナ禍で来場客は減ったものの、担当者は「地元を盛り上げる一助になれば幸いだ」と話した。