米俳優シドニー・ポワチエさんが死去、94歳


黒人初のアカデミー主演男優賞、駐日バハマ大使も務める

米俳優シドニー・ポワチエさんが死去、94歳

米俳優シドニー・ポワチエさん=2014年3月、ハリウッド(AFP時事)

 黒人で初めて米アカデミー主演男優賞を受賞した俳優シドニー・ポワチエさんが死去した。94歳だった。国籍を持つバハマ政府が7日に明らかにした。米メディアによると、亡くなったのは6日だが、死因は明らかになっていない。

 フロリダ州マイアミ生まれ。バハマ人の両親は、トマト農家の仕事で頻繁にフロリダを訪れていたという。

 ポワチエさんは10代でバハマから単身渡米し、1946年にブロードウェーデビュー。55年に出演した映画「暴力教室」の生徒役で注目を集め、「野のユリ」(63年公開)でアカデミー主演男優賞に輝いた。「夜の大捜査線」シリーズでも人気を博した。黒人俳優の同賞受賞者は2002年のデンゼル・ワシントンさんまで、ポワチエさんのみという状況が長らく続いた。

 ポワチエさんは、97年から駐日バハマ大使(本国常駐)を務めたことでも知られる。訃報に際し、バハマのクーパー副首相は「彼がいなくなることは寂しいが、彼の残したものは決して忘れられない」とフェイスブックに投稿した。(ロサンゼルス時事)