故中西宏明氏にお別れ、政財界から1400人参列
日立をV字回復、経団連会長としてデジタル化をけん引
日立製作所社長、会長を歴任し、今年6月に75歳で死去した前経団連会長の中西宏明氏のお別れの会が16日、東京都内で開かれた。岸田文雄首相や十倉雅和経団連会長、黒田東彦日銀総裁ら政財界などから約1400人が参列した。
中西氏は、リーマン・ショック後に経営危機に陥った日立のV字回復に手腕を発揮。2018年に経団連会長に就任し、社会のデジタル化をけん引したが、病気療養のため任期途中で辞任した。
日本商工会議所の三村明夫会頭は16日の記者会見で「非常に親しく、いろいろ付き合えた仲間だった」と故人をしのんだ。