W杯アジア最終予選、守田英正の代役は誰に


16日にオマーン戦、初招集の旗手もデビューへ奮闘誓う

W杯アジア最終予選、守田英正の代役は誰に

敵地でのオマーン戦を控え、練習に励む旗手(左)と柴崎(右)。中央は堂安=12日、マスカット(日本サッカー協会提供・時事)

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選で、B組の日本は16日に敵地マスカットでオマーンと対戦する。2試合続けて4-3-3の布陣を採用する中、中盤の一角を担ってきた守田(サンタクララ)が出場停止。ボール奪取能力の高い守田の不在は痛手だが、代役候補には絶好機でもある。

 柴崎(レガネス)は11日のベトナム戦で後半30分から出場し、積極的にシュートを狙った。守備的にくることが予想されるオマーンを前に引き出すミドルシュートは有効。10月のサウジアラビア戦では敗戦に直結する不用意なパスミスをしたが、「自分の中で受け入れて進んでいる」。名誉挽回を期す構えだ。

 A代表初招集の旗手(川崎)にもチャンスがある。同じシステムの川崎ではレギュラーとしてJ1連覇に貢献し、元同僚の田中(デュッセルドルフ)とも息の合ったプレーができる。サイドバックなど複数ポジションをこなせる強みもあり、「食い込めるかは自分次第」。ベトナム戦はベンチ外だったが、デビューへ意気込んでいる。

 オマーンに9月に続く敗戦は許されない状況で、守田の代役がチームの起爆剤となれるか。旗手は「出たら日頃からやっているようなプレーを出せる状況をつくっていきたい」。森保監督の選択が注目される。(マスカット時事)