日本ハムの新庄剛志新監督、初日から独自色
沖縄県国頭村で秋季キャンプ、自動車の上から遠投指示
日本ハムの新庄剛志新監督が8日、沖縄県国頭村で行われている秋季キャンプを視察し、初日から精力的に動いた。現役引退した2006年以来の球界復帰に「楽しい。選手の頃とはちょっと違うけど、基本的に野球が好きな少年なので」と充実した様子で語った。
前日にコーチらとのミーティングで提案し、予定されていた練習メニューの前に選手の身体能力などを確認。短距離ダッシュのタイムを取り、その後はベースランニング。各塁の回り方にも目を配り、「細かいところをチェックして、教えたいポイントをインプットできた」。今後の指導につなげる点を頭に入れた。
遠投では低くて強い球を投げさせることを目的に、自動車の上に乗って目安となる高さを設定。強肩を誇った監督は「あの高さ以上、ボールを投げたって意味がない。試合で使わないでしょ」と意図を明かした。
午前は上下赤のジャージーで現れ、午後は黒を基調とした装いにお色直し。サービス精神を見せ、「カメラマンさんもいたので。絵的に」と笑った。新庄新監督は10日まで視察する。