キッコーマン、インドでしょうゆ活用法をPR


13億人市場に照準、しょうゆを使ったデザートも提供

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28日、ニューデリーで、今年輸入が解禁された本醸造のしょうゆを使うインドの料理人(時事)

 インドの首都ニューデリー市内のホテルで28日、キッコーマンがしょうゆの活用法を地元料理人らに紹介するイベントを実施した。インド政府が今年7月、乳酸菌など天然の微生物の力だけで発酵・熟成させてつくる本醸造しょうゆの輸入を解禁したことを受け、本場のしょうゆのおいしさを伝え、13億人市場のインドで普及を図るのが狙いだ。

 イベントで腕を振るった地元高級ホテルの料理長ニーラジ・ティヤギさん(40)は「(サケを香辛料に漬け、つぼ焼きした地元料理)サーモン・ティッカの味を深めるなど、しょうゆはすしに限らずさまざまに利用できる」と強調。しょうゆを使い風味を増したアイスクリームなどのデザートも提供した。

 会場には、本醸造とその他のしょうゆの味を比べるコーナーも設けられた。2月に設立されたキッコーマン現地子会社の小里博栄代表は「料理人を通じ、本醸造しょうゆの違いがインド市場に伝わってほしい」と期待を込めた。(ニューデリー時事)