岸信夫防衛相が靖国参拝、英霊に尊崇の念を示す
現職は稲田朋美氏以来2例目、韓国は日本側に抗議
岸信夫防衛相は13日、東京・九段北の靖国神社を参拝した。「衆院議員岸信夫」と記帳し、玉串料は私費で納めたという。防衛相の参拝が明らかになるのは、2016年末の稲田朋美氏に続き2例目。同神社には第2次世界大戦のA級戦犯が合祀(ごうし)されており、韓国は日本側に抗議した。
参拝後、岸氏は記者団に「先の大戦で国のために戦って命を落とされた方々に尊崇の念を表すとともに、哀悼の誠をささげた」と表明。同時に「不戦の誓い、国民の命と平和な暮らしを守り抜く決意を新たにした」とも強調した。
中韓両国は、日本政府要人の参拝を繰り返し批判している。これに関し、岸氏は「それぞれの国において、戦争の英霊に尊崇の念を示すことは当たり前のことだ」と反論。今回の参拝に際し、菅義偉首相や兄の安倍晋三前首相には相談しなかったという。
西村康稔経済再生担当相も13日、同神社を参拝した。