メルカリが個人向けの少額融資サービスを開始
フリマアプリでの取引実績で利用限度額と金利が変動
メルカリは、決済子会社を通じて個人向けの少額融資サービスを始めた。フリーマーケット(フリマ)アプリ「メルカリ」の利用者で、20歳以上70歳以下が対象。人工知能(AI)技術を活用し、フリマアプリでの取引実績に応じて利用限度額と金利を決めるのが特徴だ。
新サービスは「メルペイスマートマネー」。利用限度額は1000円から20万円までで、金利は年3・0%から15・0%。フリマアプリの利用頻度が高く、取引をきちんと実行している人ほど有利な条件で借りられるという。
アプリで申し込みと利用が完結し、返済計画の変更もできる。返済は銀行口座からの自動引き落としで、フリマの売上金も充当できる。
決済子会社メルペイ(東京)の信川享介取締役は発表会で「借りやすさ以上に返しやすさが重要。柔軟な精算機能の提供を通して安心して利用できるサービスを目指す」と語った。