米高官が賛辞「逆境の中で世界を一つにさせた」
加藤氏と会談、拉致問題への支持や日米同盟の強化も確認
加藤勝信官房長官は8日、東京五輪閉会式の米国代表団団長として来日したトーマスグリーンフィールド国連大使と首相官邸で会談した。加藤氏は五輪開催へのバイデン政権の協力に謝意を表明。大使は「極めて厳しい状況を考えると、日本が達成したことは本当に素晴らしい。逆境の中で世界を一つに結束させた」と評価した。
北朝鮮による日本人拉致問題の担当相を兼ねる加藤氏は、「一日も早い全ての被害者の帰国に向けて取り組んでいきたい」として米政府の支持を改めて要請。大使は「日米が連携することで拉致問題を含む北朝鮮の悲惨な人権侵害に対応していかなくてはならない」と応じた。日米同盟の強化も確認した。