北海道下川町、懸命の応援「次に期待」
ジャンプ男子、葛西紀明選手が8位入賞
ソチ五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒルが行われた10日、葛西紀明選手の出身地、北海道下川町では、応援会場に設けられた大型スクリーンの前で町民が声援を送った。メダルの可能性がなくなった瞬間「あーっ」と落胆のため息が漏れたが、安斎保町長は「8位入賞はうれしい。葛西選手はラージヒルが得意なので、団体とともに大いに期待したい」と話した。
会場には未明の競技開始にもかかわらず、100人近い町民が駆けつけた。日の丸や扇子を振り、太鼓を鳴らしながら「葛西」「葛西」を連呼し、懸命に応援した。
葛西選手を小中学生時代に指導した蓑谷省吾さん(56)は「2本目のジャンプは力んでしまった。残念でした」と語った。