バイデン米大統領夫妻、エリザベス英女王と茶会
個別の対面は初、特別待遇で米国との「特別な関係」を演出
バイデン米大統領夫妻は13日、英南西部コーンウォールで行われた先進7カ国首脳会議(G7サミット)閉幕後、ロンドン近郊のウィンザー城を訪れ、エリザベス英女王との茶会に出席した。報道によると、英君主として在位最長の女王が即位前も含めて面会した米大統領は、バイデン氏で13人目。
女王と大統領は11日、サミット期間中にコーンウォールで短時間会ったが、個別の対面は初めてとなった。英国側は、王室の招待という「特別待遇」を通じ、重要視する米国との「特別な関係」をアピールした。
バイデン氏はダークスーツ、ジル夫人は水色のツーピース姿でウィンザー城に到着。ピンクのドレスに身を包んだ女王が出迎え、写真撮影に応じた。3人は儀仗(ぎじょう)兵を閲兵した後、城内で約40分間お茶を共にした。
バイデン氏はその後、大統領専用機で欧州歴訪2番目の訪問国ベルギーのブリュッセルに移動した。同地で14日の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議、15日の米・欧州連合(EU)首脳会議にそれぞれ出席する。(コーンウォール時事)