両陛下、パプア首相夫妻と御会見
「先の大戦で多大な苦難」
天皇、皇后両陛下は14日、来日しているパプアニューギニアのピーター・オニール首相夫妻と皇居・宮殿で会見された。
宮内庁によると、天皇陛下が「今年は戦後70年ですが、先の大戦中、貴国において多くの命が失われ、多大な苦難をもたらしたことに心を痛めています」と述べられたのに対し、首相は「日本からの遺骨収集や慰霊の旅で来られる方々に協力したい」と応じた。陛下は「ご配慮によって両国間の相互理解が一層深まるものと思います」と述べられたという。
パプアニューギニアは太平洋戦争の激戦地で、同地域での約12万7600人の戦没者を慰霊する碑が日本政府によって建てられている。