両陛下、イチゴ栽培を御視察


津波被害から復旧の宮城

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天皇、皇后両陛下は14日午後、東日本大震災で壊滅的被害を受け、その後復旧した東松島市の農業生産法人を訪れ、イチゴのハウス栽培を御視察、イチゴ摘みを体験された(代表撮影)

 宮城県を御訪問中の天皇、皇后両陛下は14日午後、東日本大震災で壊滅的被害を受け、その後復旧した東松島市の農業生産法人「サンエイト」を訪れ、イチゴのハウス栽培を御視察された。

 同社は津波で浸水した農地の除塩作業などを行い、震災翌年から本格的に米や大豆作りを再開。2013年からは農閑期を利用してイチゴのオリジナル品種の生産にも取り組んでいる。

 ハウスの中で被災当時の状況について説明を受けられた天皇陛下は「津波はどの辺まで入ったのですか」などと熱心に御質問。その後、実際にイチゴ摘みを体験された。帰り際には従業員一人一人に声を掛けられ、皇后陛下は「除塩でいろいろ大変だったでしょう」と気遣っておられた。