両陛下、慰霊碑に供花される
宮城 復興状況を御視察
宮城県入りされた天皇、皇后両陛下は13日午後、岩沼市の「千年希望の丘」を訪れ、東日本大震災で犠牲になった住民ら155人の名前が刻まれた慰霊碑に供花された。
「千年希望の丘」は津波よけとして沿岸部に造成中の人工の丘で、避難場所としての役割も担っている。両陛下は雨の中、ゆっくりと慰霊碑の前に進み、白菊の花束を供えられて一礼。その後、マイクロバスで周囲の高台を1周し、市長らと整備状況などを見て回られた。両陛下は「がれきが処理されて良かったですね」と感想を述べられたという。
続いて天皇陛下は、14日から行われる国連防災世界会議出席のため来日中のトルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領と仙台市内で会見された。宮内庁によると、地方訪問先で陛下が外国要人と会見されたのは初めて。