両陛下、米大統領と御会見
「トモダチ作戦」に謝意
天皇、皇后両陛下は24日午前、国賓として来日したオバマ米大統領と皇居・宮殿「竹の間」で約30分間会見された。両陛下がオバマ大統領と会われるのは、2009年11月以来2度目。
宮内庁によると、天皇陛下は「国賓としてお迎えできうれしく思います」と歓迎の言葉を述べられた。東日本大震災への支援に謝意を示し、「特に『トモダチ作戦』は多くの国民の心に残るものでした」と話されると、大統領は「日本と米国は苦しいときにも助け合える関係となっています」と応じた。
これに先立ち、大統領の歓迎行事が皇居・宮殿東庭で行われ、両陛下と皇太子殿下、安倍晋三首相ら各閣僚が出席した。
オバマ大統領は午前9時25分ごろ、皇居に到着し、両陛下と笑顔で握手。「再びお会いできてうれしいです」と声を掛けた。
歓迎行事では、米国国歌と日本国歌君が代の演奏後、大統領が儀仗(ぎじょう)隊の栄誉礼を受けた。東京都千代田区立富士見小の児童や米大使館員ら計約160人が日の丸と星条旗の小旗を振って歓迎した。
夜には宮殿「豊明殿」で、両陛下主催の宮中晩さん会が行われた。