両陛下、羽生選手らねぎらわれる
眞子さまが初めて園遊会に
天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が17日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた。ソチ五輪フィギュアスケート金メダルの羽生結弦選手やスキージャンプ個人ラージヒルで銀、団体で銅メダルの葛西紀明選手ら約2000人が出席し、両陛下と皇族方が声を掛けて回られた。
天皇陛下から「震災に遭われてから苦労多かったんじゃないですか」と話し掛けられた仙台市出身の羽生選手は、「たくさんの方々に支えられてスケートができているので本当に幸せだなと思っています」と応じた。その後、記者団から五輪とどちらが緊張したか問われた同選手は「こちらの方が緊張しました」と笑顔を見せた。
葛西選手は首に掛けた二つのメダルを両陛下にお見せし、「みんなで力を合わせて取ることができました」。天皇陛下が「ずいぶん長いんでしょう」と尋ねられると、「33年ですかね。支えてもらったので41歳までやることができました」と答えた。
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の佐藤仁町長らも出席。皇族方では、秋篠宮殿下御夫妻の長女で3月に国際基督教大を卒業した眞子さま(22)が初めて出席された。