眞子殿下 ICUを御卒業、「楽しい学生生活送れた」
秋篠宮殿下御夫妻の長女眞子殿下(22)は26日午前、国際基督教大(ICU、東京都三鷹市)の卒業式に出席された。卒業後は進学や就職をせず、皇族としての公務を中心に活動される。
式に先立つ午前7時半すぎ、黒のガウン姿でキャンパスに現れた眞子さまは、報道陣の問い掛けに「楽しい学生生活を送ることができて感謝しております」と笑顔で話された。
宮内庁や大学によると、式では「秋篠宮眞子」と名前を呼ばれ、「はい」と答えて卒業証書と学位記を受け取り、教養学士の学位が授与された。
眞子さまは3年生から美術・文化財研究を専攻。卒業論文は明治時代の神話画をテーマに英文で執筆された。英エディンバラ大への短期留学も経験。学芸員の資格と運転免許も取得された。
学業以外ではスキー部に所属。2011年と12年の夏休みには、東日本大震災の被災地でボランティア活動をされた。成人後は宮中行事や単独地方公務など活動の幅を広げておられ、今年9~10月に岐阜県で開かれる「国際陶磁器フェスティバル美濃」の名誉総裁に就任される。
卒業に当たり、眞子さまは質問に文書で答え、「一生の思い出となる4年間になりました」などと大学生活を振り返られた。
秋篠宮殿下御夫妻は「4年間、大変充実した日々を過ごしたことは親として嬉(うれ)しいことでした」などと所感を公表された。