皇居で講書始の儀


800 天皇、皇后両陛下が年頭に学界の第一人者から講義を受けられる「講書始の儀」が10日午前、皇居・宮殿で、皇太子殿下や秋篠宮殿下御夫妻ら皇族方も出席されて行われた。

 今年の進講者とテーマは、樺山紘一印刷博物館館長(72)=西洋中世史=の「歴史としての印刷文化」▽菅野和夫労働政策研究・研修機構理事長(70)=労働法・労使関係=の「日本的雇用システムと労働法制」▽小林誠・高エネルギー加速器研究機構特別栄誉教授(69)=素粒子物理学=の「粒子と反粒子」。小林氏は2008年に益川敏英氏らとノーベル物理学賞を受賞した。