宮本 惇夫
才能に障害はない―ある日のアート村にて
一人ひとりの才能を活かした雇用促進を目指して 東京駅から歩いてわずか3分。千代田区大手町2丁目、かつて呉服橋と呼ばれた一角に、パソナグループの本社ビルがあり、そこに「パソナ・ハートフル社」の工房を兼ねたオフィスがある。…
オリンパス社員訴訟 正義貫いたサラリーマン
粘りで勝ち取った和解 「これで普通のサラリーマンに戻れます。会社の和解案に決して満足しているわけではないが、この辺で手を打ってもいいかなと思い、会社側が出してきた条件を呑むことにしました」 カメラや内視鏡のメーカーと…
看護師戦線異状あり 人材不足で病院が争奪戦
3Kの職に7対1基準 看護婦から看護師になり14年。それは日本の医療界を変えた記念すべき年、改革の年だったといえるだろう。 それまで医療界で看護職に従事する女性は看護婦と呼ばれ、男性は看護士と呼ばれていた。ところが2…
高齢者医療の“お家騒動” 母の死めぐり兄妹が訴訟
治療中止疑い兄を提訴 高齢化社会が日本列島を襲っている。 4人に1人が65歳以上で、電車に乗ってもレストランを訪れても道を歩いても、4人に1人は65歳を超えた年配者である。果たして高齢者社会は、日本をどのように変え、…
北陸ベンチャーの落日 雪国まいたけの悲劇に学ぶ
騒乱の6月株主総会 北国のベンチャー企業で知られる「雪国まいたけ」が、近年、お家騒動で揺れている。最近もこんな派手な出来事を、越後の里から伝えてきた。 それはさる6月27日のこと―。同社は新潟・南魚沼市のホテルで株主…
オリンパス、石川裁判 内視鏡医療事故にメスを
退職勧奨に無効判決 無配株なのに株価が3000円台(4月下旬現在)―。株式市場に精通している投資家でも「なんだこれは!」と、驚いているに違いない。 大手鉄鋼メーカーなどでは、それぞれ社員が汗水垂らし懸命に働いても、1…
逞しき脱サラ画家 会社滅ぶとも己滅びず
寺田みのる氏の挑戦 毎日新聞のPR誌「毎日夫人」に、毎月水彩画を連載している画家がいる。 『あなたと歩きたい街』と題した、ペンと水彩で描かれたスケッチ画で、毎号、訪れた国内外の街の風景が描かれている。 ある時はロー…
劉薇女史の脱人工透析 雑穀で腎臓病克服した快挙
試練のバイオリニスト これは一つの快挙ではないかと私は思っている。中国人バイオリニスト劉薇(リュウウェイ)女史が成し遂げたことで、様々(さまざま)な困難を乗り越え、遂に彼女は一つのハードルを乗り越えた。 それは何かと…