水球男子の日本代表、32年ぶりの五輪に喜び


志水祐介主将「やり遂げたという達成感でいっぱい」

水球男子の日本代表、32年ぶりの五輪に喜び

32年ぶりの五輪出場権を獲得し、記者会見後ポーズを取る水球男子日本代表=21日午後、東京・羽田空港

 1984年ロサンゼルス大会以来となる32年ぶりの五輪出場権を獲得した水球男子の日本代表が21日、リオデジャネイロ五輪予選の行われた中国から帰国した。志水祐介主将(ブルボンKZ)は「やり遂げたという達成感でいっぱい」と羽田空港で喜びを語った。

 昨年の仁川アジア大会で銀メダルの日本は今回、強豪カザフスタンに勝利。持ち味のスピードを武器に戦い、20日の最終戦で地元中国を下して悲願をかなえた。前回のロンドン五輪出場を逃した経験を持つ志水主将は「負けた苦しみを持って4年間頑張った。つらかったし長かった」。大本洋嗣監督は2020年東京五輪を前に「何としても自力で出たい気持ちがあった。結果にほっとしている」と笑顔で話した。

 今夏の世界選手権で日本は13位。五輪では厳しい戦いが予想される。志水主将はリオの目標に8位入賞を挙げ、「日本の水球発展のために結果を残したい」。エースの竹井昂司(全日体大)は「五輪では世界の強豪をあっと言わせるプレーをしたい」と意気込んだ。