ピアノで實川風さん3位入賞、深見さんも5位
若手音楽家の登竜門ロン・ティボー国際音楽コンクールで
若手音楽家の登竜門であるロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクールのピアノ部門最終選考が27日、パリで行われ、千葉県旭市出身の實川風さん(25)が3位に入賞した。京都市出身の深見まどかさん(27)も5位に入った。最優秀賞は該当者がいなかったため、2位の英国出身、ジュリアン・トレルビアンさん(16)が最高位となった。
3歳からピアノを習っているという實川さんは、東京芸大で学んだ後、東京を拠点に演奏家として活動。結果について「もう少し上に行きたかった」とやや悔いを残したが、「パリの歴史ある劇場で、満員の観客の前で演奏できたのは、本当に幸せだった」と満足げに話した。
パリを中心に欧州でピアノの勉強を続ける深見さんは「楽しんで弾けた。伴奏のオーケストラともっと対話ができればよかった」と語った。(パリ時事)