曽我ひとみさん、「少しでもいい結果を」


新潟・佐渡市で被害者全員の早期救出を求める署名活動

曽我ひとみさん、「少しでもいい結果を」

北朝鮮による拉致被害者の早期救出を訴え、署名活動を行う曽我ひとみさん=22日午後、新潟県佐渡市

 1978年に北朝鮮に拉致され、2002年に帰国した曽我ひとみさん(55)が22日、新潟県佐渡市内で被害者全員の早期救出を求める署名活動を行った。北朝鮮が拉致被害者らの再調査を始め、初回の報告が来月上旬に迫る中、曽我さんは「少しでもいい結果が出るようにと願っている」と語った。

 曽我さんは拉致されたままの母ミヨシさん失踪当時(46)について、「思えば思うほどに心が痛むが、今回は『うれしい知らせがあるのかな』とも思っている」と帰国への期待感をにじませた。政府に対しては「はっきりした結果が出るよう、最後の最後まで頑張ってほしい」と求めた。

 署名活動は同市で行われている音楽イベントに合わせ、「曽我さん母娘を救う会」が企画。23、24日も行われ、集めた署名は政府に提出される。