追悼式参列者の最年長は100歳、最年少は7歳


終戦記念日、全国戦没者追悼式で遺族ら平和を願う

追悼式参列者の最年長は100歳、最年少は7歳

全国戦没者追悼式への参列のため日本武道館に向かう最年長遺族の難波いそさん(中央)=15日午前、東京都千代田区

追悼式参列者の最年長は100歳、最年少は7歳

祖母の渡辺美佐子さん(左)と一緒に全国戦没者追悼式会場の日本武道館に入る遺族最年少の福田鈴さん=15日午前、東京都千代田区

 69回目となる15日の終戦記念日の全国戦没者追悼式。戦争を知る世代が減る中、犠牲者をしのぶとともに、歴史を次代へと引き継ぐため、多くの遺族らが集まった。

 参列した最年長遺族の難波いそさん(100)相模原市は、出征した夫の寿一さんをフィリピンで亡くした。自身も空襲で多くの同僚を失い、「学徒動員された子供たちも犠牲になり、血の海だった。今でも思い出す」と振り返る。

 最年少は鹿児島県奄美市の小学2年福田鈴さん(7)。東京に住む祖母の渡辺美佐子さん(69)に連れられ、姉の仁香さん(10)と共に初めて参列した。