米北東部で「爆弾低気圧」、暴風雪で停電も
NY州などで非常事態宣言、歴史的な嵐になる可能性も
米北東部のニューヨーク州やマサチューセッツ州などが29日、急速に発達した「爆弾低気圧」による暴風雪に見舞われた。米メディアによると、3500便以上の航空便がこの日欠航し、影響は30日も続く見込み。各地で停電も発生した。
マサチューセッツ州ボストン市のミシェル・ウー市長は大雪非常事態を宣言。「歴史的な嵐になる可能性がある」として市民に警戒を呼び掛けた。同市付近では、降雪量が60センチに達する恐れがあるという。マサチューセッツ州では10万世帯以上で停電が発生したと報じられた。
ニューヨーク州などでも非常事態宣言が出され、除雪車が出動した。マンハッタン中心部のセントラルパークでは昼すぎまでに約20センチの積雪があった。ロイター通信によると、ニューヨーク州ロングアイランドの駐車場で高齢の女性が車内で死亡しているのが発見され、暴風雪の犠牲となった可能性がある。(ニューヨーク時事)