空港ロビーで注目の体操種目パルクール
羽田空港第2ターミナルで日本選手権、「わくわくした」
壁や障害物のあるコースで技やタイムを競う体操の種目の一つ、パルクールの第2回日本選手権が19日、羽田空港第2ターミナル国際線の施設で行われた。
今大会では30メートルコースでタイムを競う「スピード」と、審査員3人がパフォーマンスを採点する「フリースタイル」の2種目が実施された。
男女合わせて86人が出場。空港の出発ロビーの仮設コースで、飛行機が飛び立つ音が響く中で争われた。女子フリースタイルを連覇した15歳の永井音寧は「空港で行われてわくわくした。すごく新鮮」と振り返った。
2024年パリ五輪では見送られたが、28年ロサンゼルス五輪で新種目入りを目指す。アーバン(都市型)スポーツとして注目度は高く、日本体操協会の島田善パルクール委員長は「どこでも舞台になることが(この種目)ならでは。楽しさと感動のバランスが取れた競技にしていきたい」と語った。