小池都知事が公務本格復帰、1カ月ぶりに登庁
知事会の会合にオンライン出席、辞職検討説を打ち消す
「過度の疲労」で入院していた東京都の小池百合子知事は21日、約1カ月ぶりに都庁に登庁し、新型コロナウイルス対策を話し合う全国知事会の会合にオンライン出席した。小池氏は登庁時、記者団に「本当にご心配掛けました。体調も万全で、きょうから通常公務に復帰します」と述べ、本格復帰をアピールした。
小池氏は午前11時半ごろ、紫の服の上に黒革のジャケット姿で登庁。知事会の会合では、新型コロナワクチンの3回目接種実施に向け、国に安定的なワクチン供給などを要望した。
会合後、小池氏は記者団の取材に応じ、静養期間について「改めて都政全体を大局的に見直す良い期間とさせていただいた」と説明。「これからもしっかり取り組んでいきたい」と強調し、一部報道で取り沙汰された重病による辞職検討説を打ち消した。
小池氏は6月下旬、「過度の疲労」を理由に約1週間入院。7月に復帰した後もせき込むことが多く、10月27日に再入院した。11月2日に退院した後は、自宅で静養しながらテレワークを続けていた。