エリザベス女王が一晩入院、「予備診療」と王室
休息するよう医師から助言、北アイルランド訪問を中止
英国のエリザベス女王(95)が20日、「予備的診療」のため一晩入院していたことが分かった。王室が21日発表した。翌日には居住するロンドン近郊ウィンザー城に戻ったという。女王は20日から英領北アイルランドを訪問予定だったが、医師の助言を受けて中止していた。
王室は声明で「数日間休息するよう医師に助言され、女王は20日午後に予備的診療のため病院に行き、きょう(21日)昼にウィンザー城に戻った。元気でいる」と説明した。報道によれば、入院は新型コロナウイルスとは無関係。入院先はロンドン市内の病院とみられる。
女王は19日夜にウィンザー城で開かれたイベントに出席しており、その際は元気そうな様子だった。退院後の21日午後には公務に戻り、軽い事務作業をこなしたという。(ロンドン時事)